ドラフト2位 伊藤裕季也選手について 紹介と考察
182cm 95kg 右投げ右打ち
遠投100m 50m6秒2
☆選手として
長打力が魅力のイケメン内野手。本職は一塁手だが、二塁三塁も守り、さらに高校生時にはレフトを守っていた。4番打者としてまたキャプテンとして立正大学を日本一へ導くなど、リーダーシップ性やここぞの勝負強さが光る。上茶谷(横浜)や島内(広島)らのプロから指名を受けた選手からホームランを放っている。
☆経歴
浜田野球少年団(浜田小)-四日市トップエースボーイズ(港中)-日本大学第三高-立正大
☆成績
下記リンクを参照
http://draftrepo.blog47.fc2.com/blog-entry-4004.html?sp
☆既出情報
契約金7000万、年俸1200万
背番号4
☆考察(という名の所感)
長打力のある右の大砲候補。打率は突出していないが、状況や相手に応じて攻め方を工夫できるように思われます。その点、今の横浜には少ないタイプの打者でしょう。また低め捌きがうまく、厳しい球や変化球をしっかりしばいてスタンドにぶちこめる能力がありそうです。また、非常にスイングが軽く、軸がしっかりしているため、体勢を崩されることなくバットを振り抜くことができます。たとえ崩されても、外野まで運ぶこともできます。甘い球を呼び込んで振り抜くタイプかと思いきや、難しいコースを捌くゾーンの広さもありそうです。打者としてのタイプ的に、代打として結果が出せそう。一年目から高打率は残せずとも、なにかしらの結果は期待できそうな能力を感じさせます。
守備走塁面に関しては話を聞かない…ただ、あまりうまくはなさそうです。本職の一塁なら問題は無さそうですが、二塁手としてどこまでやれるかは見物です。体格も体格なので、範囲や足はあまりないかもしれません。とはいえ基本的には守備走塁には丁寧に取り組む選手なので、十二分に成長する余地があるでしょう。
怪我しても出場するなど、メンタリティに関しては強いものを持っている選手なのも将来的な中心選手としての器があるといえるでしょう。
課題としてはやはり守備でしょう。打撃で上澄みが作れる分、ポジションを確保できるだけの最低限の守備力があればすぐレギュラー争いに絡める実力があると思います。範囲は広くなくとも、堅実な守備が求められます。
宮崎選手かロペス選手の後釜に成り得る選手だと思われます。フォロースルーの取り方や守備位置など、若い頃のロペスと似通っている部分があり、和製ロペスとしても将来が楽しみな選手です。一年目で.250打つことができれば、セカンドとしては既存戦力との差別化ができ、かつ穴が埋まります。
一年目から通用するかという点に関しては、打撃に関しては通用するポテンシャルを十分秘めていると思います。しかし、その打撃を生かすための守備走塁面でのポジション確保には苦戦するでしょう。そのため、代打やときどきスタメンといった起用法で流動的になる可能性が高いです。そうなった場合、一年目から打率を残すのは難しいかもしれません。ただし、長打力とコンタクト力とはありますから、反撃のきっかけの一発とかここぞのタイムリーなど数字に残らない所での活躍はできると思います。ルーキーイヤーでのヒーローインタビューが見たいですね。
一年目としては、.240で5本を目指して欲しいところです。あとは、怪我をしないようにしてもらいたい。
伊藤裕季也選手の活躍に期待です。